Music: Smoke gets in your eyes

サントリー京都ビール工場








		向日市文化資料館からJR向日町駅まで歩き、そこから東海道本線で「長岡京」駅まで1駅だ。向日町駅に着いたとたんに雨が降り
		出して、驚いたことに雷まで鳴り出した。これが俗に言う春雷かと話している内に長岡京駅に着き、サントリーからの送迎バスを待
		つ。花見をしていたときの空模様とはまさしく一変した天気だったが、送迎バスがサントリー工場に着いたとたんに、雨は止んだ。

		この工場は、長岡京市調子3-1-1(電話075-952-5770)にあり、年末年始・お盆等を除き基本的には毎日無料で工場見学を受け入れて
		いる。送迎バスも「JR長岡京駅」と「阪急長岡天神駅」を周回している。ビールの製造工程から、原料展示、ビデオ上映の説明、
		等々を、案内のお嬢さんのガイドで約1時間半ほど見て回る。勿論コースの最後に試飲もある。というより、オッサン達はそれが目
		当てである。今日一緒に廻った別口のオッサンは、暇な土日はここへビールを飲みに来ると言っていたから恐れ入る。
 
		上の円筒形のビール棟1棟にビールがどの位入るかという質問をガイドさんがしていた。数値は忘れたが、一人で毎日1本のビール
		を飲んで、1500年分とか言っていたような気がする。

 

新しくなった仕込室では、実際に使用している釜の中の様子を見学できる。残念ながら今日は作業は休み。



		えらい設備だ。こうやって毎日毎日造り出される大量のビールを、日本人が飲み尽くしているのかと思うと、胃袋は偉大だとつくづ
		く思う。発酵を終えた若ビールは味や香りを安定させるために、貯蔵タンクで温度を0度に管理されて2〜3週間寝かせられる。
 





		
		缶詰めの工程。大きな円形のマシンが回りながら350mlの缶にビールを一気に詰めていく。1分間になんと約1000本の勢いだそうだ。
		当然ここも、今日は休みである。
 

		その日見れない部分はちゃんとDVDが説明してくれる。(上)

		最近のビール工場見学は、環境問題を大きく取り上げている。数日後の日経新聞が各ビール工場のリサイクル行程の比較をしていたが、
		このサントリー工場とキリンの工場が取り上げられていた。サントリーはリサイクルには熱心だ、工場衣までペットボトルで作れるら
		しい。






		さぁ、ビールだ、ビールだ!
		見学の最後は待望の試飲タイム。約20分の時間内飲み放題は、ビール党にはこたえられましぇん。ピーナツやチーズ、おかきなどの
		つまみが付いて、飲めない人や子供たちにはジュースが用意してある。
		MDというビールを飲んだがうまかった。できたてのやつを、お嬢さんが上手くついでくれて見事な泡立ちだ。細かい泡が均一でマッ
		チ棒が立つほどだ。どうして家で飲むビールはこんなに旨くないのだろう。
 

 

		
		今日案内してくれたお嬢さんと記念撮影。カウンターの一番前に陣取って、5杯お代わりした。どのビールもほんとに旨かったが、
		缶ビールや瓶ビールもこんなに旨かったらいいのにと思った。いつまでも、工場で飲むビールにはかなわないのかな。
		名所・旧跡を訪ねた後に、こうやってビール工場でビールづくりを探訪するのもなかなか楽しい。行く先々にこういう工場があれば
		いいんだがなぁ。

   

		
		帰りの送迎バスが見えなくなるまでお嬢さんたちが見送っていた。なんか感激してしまう。
 
 



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