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紀州・新宮・南部川村探訪 2001.4.21 歴史倶楽部有志例会

		
	4月21日・22日と和歌山へ行った。河原さんの友人、中村さんが経営する南部川村のペンション「紫音」(しおん)に一泊
	して、近在の和歌山の史跡探訪を楽しもうという催しだ。もう5年ほど続いている。私は今年で3回目の参加になる。今までに
	行った所としては、高野山・紀三井寺・道成寺・尾の崎遺跡・岩橋千塚古墳・熊野古道・熊野大社本宮・南紀熊野博・龍神温泉
	等々である。
	備長炭の製造現場も見学した。今年は新宮である。熊野新宮(速玉)大社・徐福公園・丹鶴城・新宮市立歴史民俗資料館、そし
	て南部川村の遺跡・資料館見学というのが今年のスケジュールだ。







	<徐福公園>
	
	新宮駅から東へ100m程歩いたところにあり、中国風の楼門がひと際鮮やか。境内は、クスノキの巨木と天台烏薬に囲まれ、徐福
	の墓や、徐福像、不老の池、徐福が亡くなった時殉死したと伝えられている七人の重臣の墓が建立されている。また管理棟では、
	「徐福茶」「徐福ロマン」などを、販売している。(新宮駅より徒歩2分) 

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	<熊野浪玉大社>神道と仏教の融合―熊野三山信仰。
	本宮・那智とともに熊野三山のひとつに数えられ、かつては熊野権現の名で一大宗教王国を構成していた。神倉山に祀られてい
	た神を現在の社地に移し、それ以来、神倉山の元宮に対し、ここを新宮と呼んだという。同敷地内にある神宝館には、1200点に
	ものぼる国宝が保管展示されている。(新宮駅より徒歩15分) 



	<丹鶴城>
	市街地の北、熊野川を背にした高台にあり、東に河口をこえて太平洋を一望でき沖見城とも称された。現在では公園として整
	備され、石塁の残る城跡に立てば、その眺望が実にすばらしい。(新宮駅より徒歩8分) 



	<阿須賀神社>
	熊野速玉大社に縁の深い神社で祭神は、事解男命、速玉男命を祀っている。中世に大火にあって古文書を焼失したため、詳
	しいことはわかっていないが境内から弥生時代の竪穴式住居跡が発見され多くの土器等が出土した。(昭和51年4月復元) 
	現在、約1万m2の広い境内には、丹塗りの社殿や、拝殿・徐福の宮のほか歴史民俗資料館などが建ち並んでいる。東京王子
	の「飛鳥山」はここが本宮である。「王子」の地名もこの神社の所在地名からきている。余談だが、従って「王子製紙」の
	名前も、由緒は和歌山県と言うことになるのである。和歌山県の旧跡に行くとよく「王子製紙」が寄進しているが、それは
	会社の出自が和歌山県だからなのだ。王子製紙にいっている友人もこれは知らなかった。(新宮駅より徒歩12分) 



 

 






	<浮島の森>
	市の中央部にあり、島全体が沼の中に浮いている。島には130余種の植物が森をつくっている。主なものは、スギ、ヤマモ
	モ、イヌウメモドキ、オンツツジ、ヤブニッケイなどで、樹下の地表にはオオミズゴケが生え、ヤマドリゼンマイ、テツ
	ホシダのような寒暖の植物の混生が珍しく、国の天然記念物に指定されている。(新宮駅より徒歩6分) 






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