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永久寺跡・夜都岐神社
えいきゅうじあと・やとぎじんじゃ

山辺の道を行く−3






失われた大寺院・内山永久寺

		
		内山永久寺(うちやまえいきゅうじ)は、永久年間(1113〜8)に鳥羽院の勅願で創建され、阿弥陀如来を本尊とし近世まで
		大隆盛を誇ったが、明治維新に至り寺領を返還、境内の土地建物はことごとく売却され、平安時代以降の繁栄に終わりを遂げた。
		幾つか残る江戸時代の永久寺の絵図資料(国会図書館所蔵の大和名所図絵が有名)によると、本殿に三社を配し大庭園、大伽藍、
		本殿大池などを有した大寺院であった。西の日光とも呼ばれ、参拝者も相当なものだったらしい。明治9年に廃絶してからは、か
		ろうじて鎮守社拝殿のみが石上神宮に移築され、国宝石上神宮摂社出雲建雄神社拝殿として現存し、永久寺跡には小さくなった本
		堂池を残すのみである。


  



喫茶店のマスター岩永さん(写真左)は「夜伽(よとぎ)じゃ具合悪いんでやとぎにしたんじゃろのう。」なんて言ってる。乾さんと、この説明版を眺めている。


 


 

 
美しい茅葺きの拝殿と、美しくない(?)服部さん。



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