SOUND:Penny Lane   

天理駅から石上神宮へ

山辺の道を行く−1
		
		天理駅を歩き出した時パラパラと小雨が降ってきた。一瞬ヤバイと思ったが西は晴れていたのでええぃ、決行じゃ。と歩き出した。
		商店街を歩いていると、例の天理教と染め抜いたハッピを来た人の群が途方もない数になってきた。北海道とか熊本とハッピにある。
		どうやら今日は天理教の一大行事に出くわしたらしい。道理で大阪の上本町から天理行きの臨時電車が出るはずだ。
		これだったのか。

  


ビールを飲みながら、15分程歩くと山辺交番があり脇に石上(いそのかみ)神社への道標があった。   




天理教の教祖中山みきは、寛政十年(1798年)大和国山辺(やまべ)郡西三昧田(さんまいでん)村の前川家に
長女として生まれ、同郡庄屋敷(しょうやしき)村の中山家に嫁ぎ、41才の時神の啓示を受けたとされている。
貧しい人々への施しに家財を傾けていくみきの行動は、最初人々に理解されず、ずいぶんと迫害も受けたようである。
天理教の教えは、あらゆる人々に病知らず、悩み知らずの陽気暮らしを実現する事にあるという。
現在全世界に300万を越える信者がおり、ここは彼らのメッカなのである。一大宗教都市が形成されている。

歩いていく途中にも、たくさんの天理教関係の施設が建ち並び、蔵書176万冊を数える天理大学の図書館は、国会図書館
と並び海外で評価が高い。民族学、考古学の資料を集めた天理参考館も並んで建っている。
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