前回(2000年10月)、雨に煙る「葛城の道」を歩いて大感激した(?)河原さんが、東京からわざわざ来ると いうので今回の例会は1週間遅れて連休どまん中となった。(30日休みでない人は連休初日だが。)その後 (2003年3月)我々は、葛城の道の対岸にあたる「巨勢の道」もあるいたので、今回、葛城の道北部を歩けば、 ほぼ御所市の古代を網羅した格好になる。風景もさる事ながら、御所市周辺の古代の香りは濃厚で、全く歴史 深い土地と言うほかない。葛城王朝と呼ぶかどうかは別にしても、ここに古代の一大王朝が存在していたのは まず間違いない。今回初めて訪れた宮山古墳、第二代綏靖天皇の高丘宮跡、第六代孝安天皇の室秋津宮跡など を見ると、「欠史八代」などという考え方のほうが「ねつ造」ではないかと思えてくる。