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秋月郷土館
2001.8.13 2003.1.2
【秋月郷土館】
秋月の代表的な武家屋敷であった「戸波家」(秋月藩上級武士)の旧屋敷と庭園が、現在秋月郷土館として公開されている。廷内に
は秋月の豪商であった興善家の庭から掘り出されたキリシタン燈籠もあり、主として秋月黒田藩から寄贈された資料の数々が展示さ
れていておもしろい。特に江戸時代や幕末に興味のある向きには、非常におもしろい資料が並んでいること請け合いである。
なお2010年、秋月郷土館からの要請により「右クリックでの保存」は出来ないようにしたのでご了承願いたい。ここの理事には
私の友人・知人も多いので、再三の依頼を断れなかった。
秋月5万石分知
黒田長政が、三男長興に秋月5万石を分知すると書き残した遺言状。
秋月城は、天守閣や堅固な石垣に支えられた武士溜まりなどは持たない、いわば陣屋造りの城だった。
上の写真はクリックして貰えば拡大します。
長興転封に先立ち、秋月に赴任していた長興の大叔父(長政の叔父)黒田図書之助(上左)、と秋月黒田藩初代藩主長興(上右)。
島原の乱 出陣
黒田家 寄贈品
藩主の火事装束。秋月はたびたび大火に見舞われ、その都度相当軒数の家々が燃えている。
武具・馬具・備品の数々。
この甲冑図巻物には、主な藩士たちの甲冑がズラリと書き残されている。
島原の乱以降、秋月藩が合戦にこれらを使用することはなかったのだが、さすがに手入れ良く保存してある。
郷土館の脇、かっての藩校「稽古館」跡に美術館が建てられているが、ここにはかって秋月藩家老の一人であった土岐氏の子孫
土岐勝人氏が収集した美術品の数々を展示してある。ゴッホやミレーや川合玉堂、横山大観などの絵が目白押しで、全て土岐氏
の寄贈になるもの。土岐家は長谷山の我が家の数軒先にあって、すごい高さの石垣を持った家だったが、今は納骨堂になってい
る。(土岐氏はかっては田代という名前だったが明治に土岐と改名した。)
[土岐家の跡: 以前この階段の前に、「土岐家の跡」と書いた石柱が立っていたが今はない。]
郷土館向かいの「秋月美術館」。ここは民間の運営で、主に焼き物を中心にした美術品の数々が展示されている。
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