とくに希望したわけでは無いのだが、穆くんはここへつれてきた。どうやら例によってガイドのノルマの場所 のようだ。なかなかすばらしい水墨画が並んでいた。京都大学に留学していたという学芸員が一通り説明して くれたが、彼の本意は最後に出てくる石の彫り物を買って貰うことにあったようだ。