Music: chinese song中国のデータ
【国際特別急行列車】 現在開通している国際列車。 ・北京〜ウランバートル〜モスクワ。北京〜満洲里〜モスクワ。 ・北京〜ピョンヤン。ウルムチ〜アルトマイ。 ・北京〜ハノイ。北京〜ウランバートル。 以上はいずれも同時に両地から１台づつ特別急行列車を出しており、そのうちモスクワからウランバートル或は、 満洲里経由で北京までの列車は１週間かかる。ヨーロッパ大陸からの観光客が利用できる陸路交通手段の1つである。 ガイドの劉さんの話では、モスクワへの特急電車に、北京を出るときには、中国人、ロシア人、日本人と乗っていて、 モスクワまでたどり着くのは中国人とロシア人だけだそうだ。あまりにも退屈で、日本人は途中下車してしまうのだ と言っていた。笑い話だが、多分ほんとの話なのだろう。 ・北京〜九竜と上海〜九竜列車 北京と上海発九竜行列車の切符の購入には、パスポート、香港・マカオ同胞帰省証明書などの書類が必要で、値段は 香港ドルで表示し、大陸では人民幣（元）で支払う。 【道路】 中国は現在総延長１１８万kmの道路がある。そのうち国道は７０本以上、省道は１６００本以上ある。目下高速道路 と１級、２級自動車専用道路の建設が急ピッチで進んでいる。高速道路の旅客運送には高級車で、サービスの質が高 く、速度も速く、乗車の手続きが簡単かつ、発車時間の間隔が短いという特徴がある。高速道路で走っているバスの ほとんどは性能が優れた輸入車または合弁で生産された大型バスである。平均速度は約１００km/hr。見た限りでは 欧州車が多かった。シトロエン、ワーゲンが多く、勿論中国車も多かったが、日本車は殆ど見かけなかった。ナンバ ー体系は以下のようになっている。 「京Ａ 99999」 最初の漢字が都市を表す。この場合「京」は北京である。次の英数字は、Ａが公用車、Ｂがタクシー、Ｃ以下が民間 車だそうだ。高速や一般道を走っている乗用車は、殆どがＤ、Ｅ、Ｆだった。自家用車は相当な勢いで普及している ようだ。 【市内交通】 ・タクシー 観光都市のいずれにもタクシーがある。値段は１kmごとに１元（約１５円）か２元で、手を挙げればと まってくれる。 ・地下鉄 現在中国で地下鉄が開通している都市は北京、上海、天津、広州。これらの地下鉄は市内を貰いて走って おりとても便利。切符は１枚で約２元。 ・バス ローリーバスが全盛。車両を２台くっつけたバスが多い。車両には殆ど宣伝の絵や写真が描かれている。料 金は格安と劉さんが言っていたが、いくらかは聞き忘れた。しかし日本人がこれで移動しようとするのは止めたほ うがいいと劉さんは言っていた。 ・自転車 北京など観光都市の一部のホテルにはレンタル自転車がある。北京で人力三輪車に乗って胡同（北京の古 い横町）や市街を見学するのも一興である。北京市内の庶民の足としては、この自転車が一番多い。大きな交差点 などでも、自転車がお構いなしに中央へ出てきて方向転換している。劉さんの話では、北京の交通網における優先 順位は、１、車、２、自転車、３が人だそうだ。 【ホテル】 中国の観光ホテルの建設は飛躍的な速度ですすんでいる。現在までに外国観光客をもてなす対外ホテルはすでに３千 ７００軒に達した。全国各地にも観光ホテルがあり、国際的にも通用する星制が導入されている。現在４０以上の５ つ星ホテル、１１０以上の４つ星ホテル、６００以上の３つ星ホテル、９３０以上の２つ星ホテルがある。ホテルの 客室では中央テレビ局や一部の地方テレビ局の英語ニュースを見ることができる。衛星アンテナを通じて一部の外国 テレビ番組も気軽に楽しめる。ホテルのほとんどはケーブルテレビが設けられている。バー、ボーリング、電子ゲー ム、映画館、ヘルスルーム、サウナ、マッサージ、プール、ダンスホールを備えているホテルも少なくない。我々が 泊まった長富宮飯店（ホテル・ニューオオタニ）は５つ星ホテルで、日本語でのＮＨＫニュースや、字幕日本語の衛 星放送での映画も見れた。衛星放送は、アンテナさえ設置すればかってに見れそうな気がする。街中で「飯店」と書 いてあるのは全部ホテルである。 【旅行社】 中国の旅行社は国際旅行社と国内旅行社の2種類に大別されており、そのうちの国際旅行社は出入国観光業務と国内 観光業務を同時に営んでいる。中国の各省・市にも旅行社がある。これらの旅行社のうちに、１０００社以上は海外 観光客接待を認可されている。中国最大の旅行社、中国国際旅行社総社、中国旅行社総社、中国青年旅行社総社、中 国康輝旅行社総社などはいずれも全国各地、各主要観光地に支社をおいている。今回我々のお世話をしてくれたのは 中国青年旅行社総社、略して中青旅である。劉さん、いろいろお世話になりました。ありがとう。 【娯楽】 歴史が古く客好きの中国では様々な文化・スポーツの娯楽活動がいつでも催されている。例えば中国の古い文化を知 ることのできる伝統芝居・京劇、越劇、川劇、豫劇、晋劇や、有名な中国の雑技、伝統色が濃い音楽舞踊などがそれ である。５６の民族のそれぞれの特色がある伝統芸能は、中国各地の民俗風情を十二分に表している。しかし、いわ ゆる歓楽街なるものはない。お酒は飲食店へ行けば飲めるが、日本のようにお姉ちゃんが横に座って接待してくれる ような店はない。中国では売春行為をした者は死刑である。 【中華料理】 山東、四川、揚州と広東料理は四大料理であるが、それにさっばりした福建料理、味が純粋な浙江料理、幸い湖南料 理と味が濃い安徽料理を加えれば八大料理になる。それにまた北京料理と上海料理を加えると十大料理になる。他に も特殊料理として、宮廷料理、素莱（精進料理）、清真菜（イスラム料理）、薬膳などがあり、種類が多く、形も色 もよく、食べ易く、栄養があり風味が異なる地方軽食は中華料理の中においても特に広く人々から愛されている。 南方の軽食は米を主とするものが多い。広東の軽食は西洋風味で、また蘇州の軽食は種類が多いことで有名である。 ・広東料理 広東料理は材料になるものが特に多い。川と海の水産物、鳥、ヘビなども美味しい料理になる。 ・山東料理 魯菜とも呼ばれる山東料理は材料になるものが多いが選別が厳しい。派手ではあるが実利を重んじ、味 は重厚。 ・四川料理 ピリピリ辛いことで名が広く海外に知れわたる。「食は広州にあり、味は四川こある」と絶賛されてい る。 ・淮揚料理 材料の新鮮さと柔さに特に注意を払っている。製作は精巧を極め、味はさっばりしていて美味しい。 最近、中国の大中の各都市ではファーストフードが流行っているそうで、北京でも、マクドナルド、ケンタッキー、 ピッツアなどの外国資本のファーストフード店が多い。特にマクドナルドは北京市内の至る所でお目に掛かった。 【特産物・土産物】 中国は土地が広く気候が多様で変化に富む国である、悠久な歴史と燦爛たる文化のおかげで、各地の特産物や精巧極 まる伝統工芸美術品が多くつくられている。生活に根づいた民間工芸美術品は内容が奥深く、朴実で生き生きとして 民族色に富む。シルク、刺繍と錦織物、掛軸、漢方薬、景泰藍（七宝焼）、陶磁器、彫刻工芸品、編み物、漆器、工 芸扇子、文房四宝、茶、洒、少数民族工芸品と地方特産物は中国の主要な観光土産である。だが観光地で買うこれら の品々は殆どがマガイ物と見ていい。ちゃんとしたものを買うには旅行社が連れて行く店か百貨店である。観光地の 土産物はまず言い値の１０分の１になるまで買ってはいけない。 【北京市内の主要な博物館・美術館】 ・故宮博物院 北京市景山前街4号 010-6513-2255 ・中国歴史博物館 北京市天安門正場東側 010-6512-8321 ・北京自然博物館 北京市崇文区天橋南大街126号 010-6702-4431 ・北京古観象台 北京市建国門内 010-6512-8923 ・大鐘寺古鐘博物館 北京市海淀区北三環西路甲31号 010-6255-0843 ・中国航空博物棺 北京市昌平県大湯山 010-6978-4882 ・北京原人展覧館 北京市房山区周口店 010-6930-1272 ・中国美術館 北京市東城区五四大街1号 010-6401-6234 【中華人民共和国の世界遺産(1985)】 泰山（タイシャン）,1987, 万里（ワンリー）の長城（チャンチョン）,1987, 明（ミン）・清（シン）朝の皇宮,1987, 莫高窟（モーカオクー）,1987, 秦始皇陵（チンシーホワンリン）,1987, 周口店（チョウコウティエン）の北京原人遺跡,1987, 黄山（ホワンシャン）,1990, 九寨溝（チウチャイゴウ）の自然景観と歴史地区,1992, 黄龍（ホワンロン）の自然景観と歴史地区,1992, 武陵源（ウーリンユワン）の自然景観と歴史地区,1992, 承徳（チョントー）の避暑山荘（ピーシュシャンチョワン）と外八廟（ワイパーミャオ）,1994, 曲阜（チュイフー）の孔廟（コンミャウ）、孔林（コンリン）、孔府（コンフー）,1994, 武当山（ウータンシャン）の古代建築物群,1994, ラサのポタラ宮,1994, 廬山(ルーシャン）国立公園,1996, 峨眉山(オーメイシャン)と楽山（ローシャン）大仏,1996, 麗江古城（リジャングチョン）,1997, 平遥古城（ピンイャウグチョン）,1997, 蘇州古典園林（スゥツォグデンイェンリン）,1997, 頤和園（イ・ホウ・イワン）、北京の皇帝の庭園,1998, 天壇（テンダン）：北京の皇帝の聖壇,1998, 武夷山（ウイシャン）,1999, 大足石刻（ダァズシク）1999, -------------------------------------------------------------------------------- 【「中国のデータ」主な情報出典 ： 中国国家観光局 (C) 2000 CNTA. All rights reserved. 】
邪馬台国大研究ﾎｰﾑﾍﾟｰｼﾞ ／ 遙かなる北京 ／ 中国のデータ